


この作品群は、空・水・大地・雲・星をひとつの流れとして描いた魂の回帰の神話です。
翼を持つ古代の存在は、力や支配の象徴ではなく、星の記憶と大地の叡智を運ぶ“媒介者”。
その背に乗る旅人は、本来の自分へと静かに還っていきます。
雲に刻まれた渦、円環、幾何学模様は、文明以前から存在していた宇宙の言語。
それは見る者の内側で「思い出される」ために描かれています。
これは冒険の物語でも、選ばれし英雄の神話でもなく、誰の中にもある“帰還の記憶”が、ふと共鳴する瞬間を映した風景です。
このアートはそれぞれ異なる場面でありながら、ひとつの意識、ひとつの呼吸、ひとつの旅路として連続した世界を成しています。