古(いにしえ)の空が 瑠璃に染まるとき 母なる嶺は 静かに目を開く。 枝張る角は 雲を分け 渦巻く肌は 大地の記憶 その瞳に映るは 巡る季節と 小さき命の ささやきのみ。 「登りゆく者よ 恐れるなかれ お前の足跡は 山の紋様となり お前の吐息は 霧となって やがて深い森を 潤すだろう」 高く、気高く、悠久の風を抱き 彼女は今日も 頂(いただき)から この世界を 愛(め)で続ける。
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