幾千の時を超えて石を積み上げてきた
それは涙のしずくであり祈りの結晶であり生きた証そのもの
ひとつ積むごとに私の中に宝石のような記憶が芽生えやがて家となり魂の住処となった
龍はそのすべてを抱きしめ過去と未来を繋ぐ橋となる渦を描きながら「今」という光に結びあわせてくれる
──気づけば私は、決して独りではなかった積み重ねてきたすべての私がいま、この歓びをともに生きている
魂の歓びは受け継ぎ、託し、祝福しながら永遠に広がり続ける
yoshimi