



大地に刻まれた円環の紋様は、
ひとつの生命の鼓動が宇宙へ広がっていく記録。
幹は人の姿となり、枝は無数の魂の旅路となり、
円は時を超える“記憶のゲート”となった。
洞窟の壁、石の呼吸、光の粒…
そのすべては、遥か昔に存在した「最初の祈り」の残響。
かつて大いなる樹は、すべての生命をひとつに束ねる“宇宙の柱”だった。
その樹の中心には、わたしたちの魂が生まれる前の “最初の光” が宿っていた。
あなたの内側にも同じ紋様が刻まれている。
あなたが進む道、出会う魂、思い出す光…。
それらはすべて、この“原初の宇宙樹”につながる一本の根。
あなたは、始まりの樹に還る旅の途中にいる。
そしてこの記憶は、いま再び目覚めはじめている。